日本陸上界の未来が集結した「U20オリンピック育成競技者研修合宿」が行われ、女子800メートル日本記録保持者の久保凛選手とドルーリー朱瑛里選手が合同練習を行った。今回の合宿では、選手たちが普段行わないトレーニングに挑戦し、それぞれの成長を目指す姿が見られた。
久保選手は、特にハードルの練習に苦戦した様子で、「普段できないことに挑戦するのは難しいが、その中で成長していけると思う」と振り返った。ハードルや短距離走の動き作りに挑戦したことで、リズム感や動きの軸を意識する重要性を再認識したという。
一方、ドルーリー選手も同様に新しい経験を楽しんだ。彼女は「普段は中距離の選手と話すことが多いが、様々な種目の選手と交流することで新たな視点を得られた」とコメント。両選手は、合宿中の食事の時間も楽しみつつ、互いに刺激を受けながら成長を目指している。
合宿は、選手たちが自らの限界に挑戦し、技術向上を図る貴重な機会となった。久保選手は「東京の世界陸上に出場するため、まずは標準記録を切ることを目指している。メダル獲得も狙いたい」と意気込みを語り、ドルーリー選手も「今シーズンは去年よりも成長した姿を見せたい」と力強く述べた。
このように、次世代のアスリートたちが切磋琢磨する姿は、日本陸上界の未来への希望を感じさせる。選手たちのさらなる活躍が期待される。