春の陽気から一転し、東京都心での雪の降り始めが報じられています。4日の天気予報によると、都心でも積雪の可能性があり、気温は驚くべきことに20℃以上も低下する見込みです。午後7時前、東京新宿では気温が3.9℃にまで下がり、冷たい風が吹き荒れました。この急激な気温の変化は、春の訪れを感じさせる先週の22.1℃から一変したものです。
午後2時過ぎには、新宿で雪が降り始め、東京23区内では次第に雨から雪へと変わりました。都心での雪は昨年12月以来のことで、多くの人々が驚きと共に雪を楽しんでいる様子が見受けられました。特に、観光名所である雷門では、観光客が雪の中で記念撮影を楽しむ姿が見られ、杉並区の商店街では子供たちが雪を見上げて笑顔を浮かべる光景も広がっていました。
埼玉市や宇都宮市、水戸市でも雪が降り、雪の重みで竹が道路に倒れるなどの影響が出ています。寒さが厳しい中、埼玉市ではラーメンフェスが開催され、熱々のラーメンが多くの人々に温かさを提供していました。
しかし、今後の天気には注意が必要です。4日の都心は真冬並みの寒さになると予想され、雪がうっすらと積もる可能性があります。特に交通への影響が懸念されています。国土交通省は、首都高速道路や透明高速道路の一部区間において、予防的な通行止めが行われる可能性が高いと警告しています。また、JR東日本は、4日の午後3時以降に運行する中央線特急列車のうち37本の運転を見合わせることを決定しました。
この急激な気温変化と雪の影響により、都心では交通の混乱が予想されるため、外出の際には最新の情報を確認し、安全に行動することが求められます。春の訪れを感じる間もなく、再び冬の厳しさが戻ってきた日本の気候に、注意が必要です。