長崎県雲仙市で、新たに誕生した『橘湾夕焼けサーモン』が注目を集めています。このサーモンは、昨年の赤潮被害を乗り越え、赤潮の影響を受けにくいサーモンの養殖に取り組む天葉丸によって育成されました。試食会が開催されたこの日、多くの関係者が集まり、その味わいを絶賛しました。
『橘湾夕焼けサーモン』は、特徴的な程よい脂とあっさりとした旨味が魅力です。現在、約3000匹が立花湾に設置された10メートル四方の養殖施設で育成されており、冬から春にかけて2キロから2.5キロのサイズに成長し、出荷される予定です。
試食会には、県内外から約30人の氷店や流通関係者が参加し、サーモンのバランスの良さについて高い評価を得ました。「油の乗り具合とサーモンそのものの旨みのバランスが素晴らしい。こんなに美味しいものがあるとは思わなかった」といった声が多く寄せられました。また、地元の海で育てたサーモンを食べる流れを作りたいとの意気込みも聞かれました。
この『橘湾夕焼けサーモン』は、雲仙市のブランドにも登録されており、今後は県内の旅館や飲食店、さらにはスーパーでも販売される予定です。地元の特産品としての期待が高まる中、多くの人々に愛されることが期待されています。