トランプ大統領 誕生へ「独裁者にはならない、初日を除いては」 支持者の優遇や官僚の解雇もできる?“大統領令”に次々と署名の見込み【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

トランプ大統領誕生へ「独裁者にはならない、初日を除いては」 支持者の優遇や官僚の解雇もできる?“大統領令”に次々と署名の見込み【Nスタ解説】

 

首都ワシントンで開催された凱旋集会には約2万人が集まり、トランプ前大統領の到着を待ち望む支持者たちが列を成しました。会場が「USA」コールで沸き立つ中、トランプ氏は昨年の大統領選挙での勝利を誇るとともに、次期大統領としての抱負を述べました。日本時間の明日、彼は132年ぶりに再びアメリカの大統領に就任することになります。

 

トランプ氏は就任後、すぐに選挙公約を実行に移す意向を示しており、不法移民の強制送還や関税の引き上げといった政策を前面に出しています。また、1963年のケネディ大統領暗殺事件に関する機密文書を数日以内に公開する考えも明らかにしました。これにより、バイデン政権からの大きな政策転換が期待されています。

 

就任式は明日未明に行われ、新旧大統領であるバイデン氏とトランプ氏が擬似童に向かう予定です。その後、就任演説や昼食会、パレード、舞踏会が行われますが、今回は記録的寒さのため、特に屋内でのイベントが多くなる見込みです。

 

注目すべきは、トランプ氏が就任初日から約100本の大統領令に署名する意向を示している点です。これらの大統領令は、政府機関や軍に向けた命令であり、議会の承認を必要としません。中林教授によると、トランプ氏は支持者の優遇や、2021年の議会襲撃で有罪となったトランプ支持者への恩赦に関する大統領令にも署名する可能性があるとのことです。また、気に入らない官僚を解雇する大統領令の可能性も指摘されています。

 

トランプ氏は「独裁者にはならない、初日を除いては」と発言し、その政策実行への強い意気込みを見せています。大統領令の署名数は膨れ上がる可能性があり、海外の報道では200本に達するとも言われています。この数字は、バイデン大統領が4年間で署名した162本や、オバマ前大統領の276本と比較しても相当な規模です。

 

トランプ氏の再任に対する期待は高まっており、彼がどのような政策を展開するのか注目されています。特に大企業はトランプ氏の政策が自社に有利であることを願っているとのことです。彼のビジネスマインドは、アメリカの利益を最優先に考える姿勢を強調しており、どのようなディールを展開するかが鍵となります。

 

トランプ大統領の就任により、アメリカの政治がどのように変化するのか、今後の動きに注目が集まっています。

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